*
3月日記 *
某日午前中、働く。
午後、残っているアポどり。
1つ、金曜日は何回も電話をして、こっちの電話も残したのに音沙汰なしで
今日また電話するとそいつは休み。
しかもそいつの取材ではなくて、そいつが作ったらしい本の著者に連絡をとりたいだけなのに。
これは明日に持ち越しだ。
健康の補足原稿おくったとこからは、
「返事がないので、やってないかと思いました」というメール。
だいたい私はお医者さんじゃないんで、元がなきゃケーススタディなんて作れん。
みんな、そんな言うこと、きいてるのかな。
夜、映画の友が近所に来たので、2時間ばかりしゃべる。
ふう。
某日午後、帯を縫う。
布の間に芯を入れるのだが、直線と思ってしつけをしないと、歪んでしまったりするらしいので、
きちんとしつけをしたため、出来たのは夕方。
どこに行く予定もないけど、着てみる。
布を3メートルしか買わなかったため、結構長さがぎりぎり。
角出しは無理だなあ。
出来上がりは写真で。円の中のピンクはバラで、グリーンはクローバー。
その後、健康の補足原稿をやる。
でも、不毛。もらったデータはどれも同じようなこと書いてるし、
難しいし。たいていが一般向けでなく医者向けだからなんだけどさ。
なのに、わかるように書けと言われても。
すごく調べなきゃならない。
おまけに体言止めなどレトリック禁止。「です」「です」が続く。
書いていて、どんどん文章が下手になっている気がする。
そして、いくらやってもギャラは一緒なんだろうな。
いくらか聞いてないが、わずかだ。
最近、好きじゃないものを書くのが苦痛で、商売替えをしようかと思っている
こういう文章を書いて、生計を立てていくのはできない・・・。
何にしろ、遅いってことはないもんね。
って、まだ思春期の子供か。
某日午後、取材に。
下板橋だったので、帰りに池袋キンカ堂で帯芯を買う。
西武で古本市をやっていたので覗くが、結構高い。
うーん、収穫なし。
夕方、友達と合流。軽く飲んで、神楽坂のやきとり屋でご飯。
ささみが表面だけあぶってあって、ワサビがのってておいしい。
菊姫にごり酒も甘くなくてうまい。
また行きたいなー。
某日少しはアポイントメントも進捗。
夕方、着物の店に行く。
今日は、この間買った布をどうやって帯にしたらいいか教えてもらうため、
布を持っていく。
そのときに、「面倒だから、ミシンでたたくといいわ」とママ。
「たたくって? 」と私と店に来ていた私と同世代ぐらいの人が問う。
「ミシンで縫うことよ。でも、なんでたたくっていうのかしらね」という答えだった。
確かにミシンは針がカタカタして、たたいてる感じがしないでもないけど。
某日
午後、身体検査。
仕事をしているところの関係でうけるのだが、もう15年以上ぶりだ。
フリーだと自分で検査受ける算段をしない限り、ないんだもん。
身長が160センチから161.8になっていた。
ひさびさの採血がいちばんいやだったのだが、
上手な人だったので、「お上手ですね」と言ってしまう。
夕方、アポどり。
夜になると電話かけるとこもないので、久々にミシンと格闘。
針目がものすごーく飛ぶし、裏がタオルみたいになるし。
掃除してみたら、ますます悪くなった。
そこでホームページでミシン故障について調べる。
そういう場合は針を替えるといいとか。嘘でしょ、と替えるとほんとに直る。
そして、その後はさくさく作業が進み、2つの丸ぐけを作った。
1つは布がこれしかないんで、短い。なんか足すとか、考えないと。
ちょっと画像もアップしてみた。
某日仕事をしてから、午後、姪のところへ。
中耳炎になった姪は、最初とても痛かったのか、痛いところに病院で膿を出されたのがショックだったのか
消毒に行くたびに大泣きするらしい。1人じゃとても押さえられず、
「今日は4人で押さえた」などと妹から報告を受けていた。
電車に乗るのは好きだけど、見覚えのある駅で固まる姪。
記憶しているっていうのは、いいことなのか悪いことなのか。
もちろん、生存するために危ないこと、いやなことを回避するのは本能に近いものがあると思うが。
待合室で泣きそうになる姪をなだめる。
でも、やっぱり診察室に入ると大騒ぎ。
私はもしも大騒ぎしたら押さえるということだったが、今日は父親と看護婦さん二名でなんとかなった。
帰りに薬をもらいにマツキヨへ。
化粧品のコーナーでいろいろ見入る姪。まだ3歳だけど、こういうの興味あるんだね。
某日夕方、雨の中『デアデビル』を観にいく。
そう、二回目だ。うーん、この映画、私、すごく好きなんだな。
この間は前列の方、真ん中だったので、今度は後ろ目、向かって左側から観る。
この映画、エンドロールでもうヒトオチあるんだけど、
「最後にお楽しみ映像があります」って前もって教えてくれる。
で、エンドロール途中でそれがあるんだけど、みんな、最後の最後まで、
まだあると思って結構残ってる。あそこでお終いってちゃんとわかるのでは?
帰りは階段かエレペータで、すごく混むので、私はエンドロール途中で退席。
この映画、『チェイシング・エイミー』『ドグマ』のケヴィン・スミス監督が監察医の役で
ちょっと出演。2つの作品とも、今回デアデビルをやってるベン・アフレックが主演だしね。
竹橋から神楽坂まで歩いて、慈庵へ。
某日仕事先で、「ちょっと教えてください」と言われる。
「これ、なんて読むんですか? ぼうたい? 」と印刷物を指差す先には“媒体”の文字が。
私も難解な漢字は読めないし、間違いも多いけど、ちょっと脱力した。
1度帰って、昼寝と仕事。
昼寝って30分ぐらいがちょうどいいんだってね。
私はいつも寝るとしても1時間ぐらいで目覚める。
なのに、昨夜なんだか寝付けなかったためか。2時間も寝てしまった。
ちょっと歩いて酒屋に3リットルワインを買いに行く。
レジのお姉さんが、「これ、試飲されました? 」という。
聞けば、今、特売で試飲もやってるとのこと。
試飲といっても、ただ3リットルワインの白と赤がレジ横に置いてあるだけだけど。
「だったら、今日も白買ったし、赤を飲んだことないので、赤飲んでいいですか」
と、初めて赤を飲む。
これがなかなかよかったのだ。
でも、赤ワインって酸化が味にダイレクトに出るから、
「早く飲まなきゃ」とそれを口実にたくさん飲んでしまいそうな気がする。
某日連休最終日。といっても、連休という感覚はなかったけれど。
久しぶりに着物の店に行く。したがって、また着物。今日のはいちばん袖が短いものなので、
合わせる羽織が1つしかない。
連続して着てみたけど、うまくなったという感じもしないなぁ。
まだ仕事が残っていたので、しばらくして帰り、仕上げをした。
某日今日は浅草へ。
浅草行くなら、とまた着物。
でも、天気が悪くなりそうなので、濡れてもいいのにする。
といっても、ポリの着物はいかにもポリで、1つ持ってるけど着たくない。
1度、傘をさしてたのに、肩に水滴がつき、そこだけ微妙に色が違う着物を着ていくことにする。
濡れたときはショックだったけど、こういう時にはいいかも。
浅草に行ったのは、雅子ちゃんがお姉さんと宿泊することになっていて、
お姉さんは用事で夜になるので、それまで遊ばないかということだった。
でも、「檜風呂に入ろうと思ったけど、浴衣でホテルはいけないだろうし」と、雅子ちゃん。
着物で脱衣場に行ってもいいけど、みんな驚くだろうな。
それに、紐がないと再び着られないし。
とりあえず、1度、外に出て、浅草散策。
飯田屋でどぜうを食べる。葱もおかわりできるし、日本酒も飲めたし、堪能。
最近、若者がいっぱいの街より、こういう街のほうが落ち着く。
お姉さんが案外早くいらっしゃるとのことで、風呂に入らずに帰った。
でも、紐はこれから持ち歩いたほうがいいかな。
某日
昨日は着物だったが、今日も着物で友達と遊びに行く。
っていっても、まだ引っ張ってる仕事があるため、短い時間だ。
日比谷で中華。私はピータン豆腐とエビのマヨネーズあえ。
このお店、繁華街にあるが安いし、おいしい。
友人の食べていたチャーシュー麺もしっかり八角がきいていて本場の味わい。
着物でいると、親切にされる。
昨日、映画観た帰りに寄ったバールでは「汚れてはいけませんから」とナプキンを貸していただく。
今日は「椅子が高い席ですが、いいですか」と言われる。
しかし、そのちょっと前、友人に帯を的にされ、冗談でパンチを食らっていたりする。
帰ってまた文章。しかし、遊びがなくて・・・。
某日
仕事先で戦争報道。ばたばたする。
戦争については、いろいろ皆、語っているし、ある人から長いメールももらったが。
夕方、映画の友と『デアデビル』鑑賞。
顔が長い男好きな私は、主演のベン・アフレックの最近の活躍ぶり(?)には不満だが
ちょっと期待して観た。
そしたら、この映画、むちゃくちゃ好み。
原作がアメコミだけに、スパイダーマンと比較されるが、こっちの方が数段上。
なぜ、彼がデアデビルとなったかという心の部分、そして普段は盲目の弁護士なのだが、目以外の感覚の
研ぎ澄まされたところの描き方も秀逸。あの赤外線写真みたいな描写とか。
音楽もいいし、エンディングの途中のちょっとした遊びオチもいい。
おまけにこれ、冒頭が教会で、ラスト近くの戦いがまた教会で。
パイプオルガンやステンドグラスをこんなふうに使った映画ははじめてだ。
友もはまったらしく、2人で受付の人に心で感謝しながら帰る。
某日昼、歯医者へ。
その後、東大病院にお見舞いに行く。
私はお見舞いに慣れていないので、何を話していいのやら、と
戸惑う。
「治ったら、豚を食べに行こう」と食べ物の話をいろいろする。
ほんと、食べに行きましょう。
帰りに東大・中央食堂で肉じゃがと缶発泡酒。なぜビールがないんだ!
同行の雅子ちゃんは名物“赤門ラーメン”を食べた。
これが文字通り、赤くて辛いんだ。
食べながら、赤というところからインスパイアされて、こういうラーメンを名物にしたに違いないが、
名物にするなら、もっと万人が食べやすいものにするべきだ、と話す。
帰って、今日レンタル開始の『ザ・ロイヤル・テネンバウムス』を借りた。
長編の英米小説のような味わい。何かあるようで、何もなさそで。
誰かが生まれ、誰かが死んでいく。
これ、何度でも観たい。
私の今年のベストに入る映画だな。
恵比寿でやってて、観たいけど、行かなかった。
劇場で体験しなかったのが、ちょっと悔しい。
某日仕事から帰り、いったん家で健康の原稿を書いて、また外出。
しかし、この仕事・・・。
某日朝から眠い。まだ寒いけど、体内時計が春を感じているのか?
確定申告を忘れずポストに投函。
午後、茅場町に行く。
でも、帰ってきて、また健康本の原稿を書きつづけるのだった。
某日昼過ぎ、打ち合わせへ。
いったん帰って、確定申告などをやる。
ほんとは先週片付ける予定だったが、1つ、もらった書類の数字が間違ってて
その到着を待っていたのだ。
そして、夕方、新宿へ行く。
友達とご飯食べた。あんまり食べてないのに、空腹でもなく、
お酒も日本酒1合のみ。この後、やらなきゃいけないことが3つあったので
きっと気が張っていたのだろう。
某日水曜に「午前か午後か選んでください」と、
本日の取材を頼まれる。
「じゃ、原稿締め切りがあるから午後に」と言ったくせに、
昨日、「では午前11時に」と言われる。
「午後って言いましたよね」と言い返すと、
「締め切りもあるので・・・」とのこと。だったら最初から言えー。
という経緯があった取材は、やっぱりいろいろあった。
午後、思いっきり疲れて、町田駅。
映画の友が町田近辺なので、このあと、遊ぶ約束をしておいてよかった。
立川の一度行ってみたかった着物屋に行く。
そして新宿へ。なんだか、すごく移動した1日だった。
某日風邪が治ったので、着物で慈庵。
雅子ちゃんにもらった若草色ベースの羽織を着ていく。
お客さんが持参した、さるコピーを見て盛り上がる。
昔のある書物の複写なのだが、やはり懐かしい言葉は美しい。
美しい言葉を発するようにしたいとは思うものの、なかなかそういかないのが
実情だ。
私の話す言葉、テンポが早すぎるしなぁ。
某日徳間書店で又吉栄喜さんに『鯨岩』という新刊についての電話取材。
楽しく話をうかがったあと、久が原の昭和のくらしを展示しているところに
行ってみようかと思ったけど、思いのほか遠かったので今日はやめることとする。
代わりに新宿御苑のあたりを歩いた。
いったん帰宅して、夜は妹宅。
姪と折り紙をいろいろ切って遊んだ。
某日風邪が治りつつあるので、久々に着物で外出。
高円寺の着物の店に向かって歩いていると、通りすがりのおばさまが
「着物の店に行くの? あのお店のお姉さんによろしく言っておいてね」
と伝言を頼まれる。しかし、名前も聞かなかったので、伝言を伝えても
ただの間抜けだったりする。
着物を一通り見たが、強く心ひかれるものはなく、
スカートに気に入ったものがあったので購入。
そして、いつもの着物のお店に行ったら休みだったので、おとなしく帰った。
某日特にこれといったことはなかった月曜。
しかし、毎日風が強いよー。
某日やっぱりまだじっとしてた。
某日図書館に行ったり、ちょっと外出した。
でも寒い。
治りかけがいちばん微妙だ。
早く確定申告やらなきゃ。
某日夕方、友達と会う。
映画の友だが、今日は渋谷でメトロポリタン美術館展。
しかし、人の多さよ。
グイグイ押してくる人がいて、「もう」と思うと三度も同じおばさん。
デ・キリコ、バルテュスはよかったけど、あとは・・・。
象徴主義系を見慣れているせいか、のどかな絵にはあまり惹かれないのだ。
その後、お茶を飲もうと、何度か行った店に行くと、違う店になっていた。
ますます渋谷での行き場所がなくなるな。
混んでるかと思った第二候補は意外に空いていた。
そこでまた変な話ばかりしている。
すると、隣に1人で座ってた女の子が帰り際、
「これ、よかったら」とチョコを1個ずつくれた。
しかし、風邪は治りつつあるけれど、咳が出ると止まらない。
某日仕事の後、ついでに一度行ってみたかった着物屋さんへ。
品揃えはいいし、お店の人も親切だけど、いつも買う価格帯より高め。
といっても1万以下だったりするんだけど。
「着物を洋服みたいに着たいんですけど。でも、はずしすぎない着方で。
でも、着物だと、それだけで目立っちゃいますよね」と
欲求がよくわかんない女の子がいて、長引きそうだったし、
咳がつらいので、そのまま帰る。今度、元気なときにまた行こう。
某日2日間、朝早かったので、よく寝る。
午後、生協のお金を払い込みに行く。
うちからあさひ銀行は遠いのだ。
あ、りそな銀行になったんだっけ。
と、歩いていくと、そのATMが廃止されている!
今日お金を入れておかないと「引き落とされませんでした」となってしまうので、
もうちょっと歩いて、りそな銀行へ。
夜、友達が遊びにきたので、『エクソシスト トゥルーストーリー』を見せる。
おおむね好評だった。特に友人はテレビで『エクソシスト2』を見て、ガッカリした後だったし。
某日ほとんど仕事に行く以外はじっとしている日々。
こんな時こそ片付けた方がいいのか?
熱がないにしろ、悪化したらな、と勝手な理屈で今日も大人しく。
ネットで柄足袋を買う。今週は着物着られないかも・・・。
某日鼻が詰まってるー。
インフルエンザじゃないとは思うが。
某日引き続き、風邪。
でも、この辺でとどまる雰囲気で、熱も出ない。
出かけてみたいところだったが、ここで悪化させると元も子もない。
録画しておいた『エクソシスト トゥルーストーリー』を観る。
これが意外によかったのだ。
自分の持つトラウマと闘う神父が主人公といっていいだろう。
3リットルワインがあとちょっと。心配したより、保ったな。
某日喉が痛い。風邪なのだ。
で、家でぢっとしている。