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3月日記 *
某日 日曜日。出かけようとすると、妹から電話が。姪とちょっとお話した。私は金曜に妹の家に行くことが多く、この日は7時から12チャンで犬のテレビをやっている。そのせいか、私と犬が結びついているらしい。「アナ」と言いつつ、「ワンワン」とも話しかけられた。でも、私は犬より猫派なんだけどね〜。夕方、ミワさんを手伝いに行き、カレーを食べて帰ってくる。
某日 家でぢっとしてた。天気がわりとよかったのに、出かけなかったな。一日、たらたら仕事をしてた。
某日 わりと働いた。昨日、ひざをすりむいて、甘く見て、ストッキングを履いていったら、ピタリと張り付いててしまい、大変だった。それをはがして、また固まったところが悪くなってしまった。そこで、今日はバンソウコ貼って、仕事に。で、いったん帰って、また出かけるまで乾かそうかと思ったら、血が……。気持ちが萎える。でも、結局は外出して、その後、夜、慈庵で飲む。
某日 今週は少し忙しい。一日パソコンに向かっていた。しかし、打鍵は早くならないなぁ。
某日 妹の家に行く。「アメリカン・スゥイートハート」の鑑賞チケットをもらう。ラヴストーリーとは。
某日 着物学校へ。今日はお太鼓の結び方の復習。いったん帰って、友達の仕事を手伝いに。ご飯をご馳走してもらう。無国籍料理の店で、そばめしもあれば牛タン、そしてチヂミも。働いてるのは外国の人ばかり。男の人に国籍を聞いたら、ネパールだと言っていた。みんな日本語が上手い。
某日 夕方、友達が近所まで来ているというので、お茶。といっても、赤ワインとチーズケーキを食べたんだけどね。その後、友達の仕事を手伝いに行くので別れ、その後、留守電を聞くと、「資料の本を忘れたため、明日にしよう」と入ってた。だったら、もっとゆっくりできたのに。こういう時、携帯があると便利だとは思う。
某日 給水管工事最終日。9時以降、工事の人がやってくるということなので、早起きする。ボーッとしてると、さっそくピンポーン。でも、まだ8時半。ちょっと待ってもらう。しかし、唯一、遅くまで寝てていい日まで早起きとは。工事の人はいい人で、洗面台の水道から水が漏ったりするというと、見てくれた。結局、替えないとダメということがわかってしまったけど、「水を出した時漏るだけだから、ついでに拭けばいいんですよ。使ってない時に漏るなら、知らないうちにとんでもない水道料金になったりするけど、これは問題ないです」ということなので、ひと安心。
午後、ミワさんの仕事を手伝いに毎日新聞社へ。仕事の後、ご飯を食べに行く。しっかりイタリアン気分になり、神楽坂に行ったけど、日曜で10時前で、みんな休みかもうクローズしている。結局バーでご飯。そういえば、神楽坂は結局一度も行かなかった漱石も食事をしたという洋食屋「田原屋」が閉店。近くの酒屋さんも閉店。不景気で、潰れないはずの古くからの店も潰れていくんだね。
某日 今日も一緒の仕事の男は10個以上、漢字入力を間違える。「国際」っていうのを略字で「口際」って書いてるのを、そのまま入力するし。私、略字は嫌いだけど、これは簡単な部門なのに。まとめてる人に文句言いたくなるけど……。妹が言ってた、「でも、みんなそういうもんなんだよ」という言葉が頭をよぎる。今日はカレーチェーンの「POT&POT」W卵カレーを食べる。カレーにスクランブルエッグと半熟卵が入っているカレー。でも、カレーに具はないし、味は中途半端だし、半熟卵だけ冷たいし。一度も行ったことないチェーン系だったけど、もう行かないかな。帰ると、また工事は終わってた。おまけに部屋の中央に大きなダンボールが。そうだ、今日到着でワイン頼んでたんだっけ。いつもは何も書いてないのに、今回は大きく「酒 ワレモノ」というシールが。酒飲みなの、バレちゃったね。夜、「王は踊る」のヴィデオを返しに行く。観たかった映画だけど、駄作。これは珍しくお勧めできない。ヴィデオ返しに行ったら、入り口の傘立てに見覚えある傘がポツンと。それって、私が、一週間前に「王は踊る」を借りに来た時に忘れたものだ。忘れたことを気づいてなかった。千円の安い傘だけど、なんだか縁があるのでは? と思ってしまったではないかい。
某日 朝、管理人さんに鍵を預けて、仕事へ。帰り、工事やってるとこでご飯食べるのはいやなので、モスでかき揚げライスバーガーを食べる。早稲田で、3980円で眼鏡を作ってくれるとこがあって、観にいく。でも、やっぱりフレームが頼りない。今、普通の安売り(
って変な言葉だけども)だと5000円から。それを少しでも安くすると、こうなってしまうのかな。片っ端からかけてみたけど、似合うのもなく、帰る。すっかり今日の給水管工事の工程は終わっていた。ホッとして妹に「今日遊びに行く」というメールを送る。ちょっと早く行って、気になっていた鈴木屋履物店という店をのぞく。下駄が店頭のショーケースに飾ってあって、「今度、寄ってみよう」と思っていたのだ。店内に入ると、ご主人が「何探してるの」と声をかけてくる。私がじっと見てたのは子供用の下駄だった。下駄を買いたいと言うと、説明をしっかりしてくれる。ベースは大まかに分けて黒塗りのものと桐があり、底も2つ歯があるものと、もっとソールが低いものと、種類があるそうだ。どれにしても、「これがオススメ」と言わず、それぞれの長所、短所を説明して、私の好きなのを選べという。なんだか、この人がとってもいい感じ。桐の下駄で、赤くて根元だけ黒い鼻緒をすげてもらう。「ちゃんと見てな。こういうの見ると、大事に履こうと思うよ」と、ご主人。「ここに手を入れてみな」と、鼻緒をすげた下駄を差し出す。「手の厚みと足はだいたい同じなんだよ」と。ああ、カッコイイ。プロの仕事だ。妹の家に行くのには遅刻したけど、本当に惚れ惚れしてしまった。今度は黒い下駄を買おう。やっぱり私は職人さんが好き。妹の家でご飯を食べてると、姪っ子がふざけてバイバイと手を振る。「じゃあ、帰っちゃおうかな」と言うと、とっても悲しい顔をして「もういい」と首を左右に振る。帰るのは「もういい」ということみたい。だんだん悲しさっていうのもわかってくるんだな。帰宅して「トリック」の最終回。うーん。事件はぎくしゃくしつつ解決したものの、で、なんで、みんな毛が伸びたの? 1作目は山田がファザコンで、その父が超常現象と対峙して死んでいったところが根底にある、山田成長物語でもあるのだが、2作目ではすっぽりとそれが抜かれている。だから、私には山田が別物に思えてしまうのだ。
某日 昼過ぎまで寝る。まだ休みかどうか不安な小心者の私。ワイドショーの朝刊コーナーで、「今日、スポーツ紙は祝日なので」と言ってるのを聞き、やっと安心。起きてからは片付け。明日から給水管工事で家の中に人が入るのに、まだぐちゃぐちゃだ。まぁ、私は不在なので気まずくはならないんだけど。夕方、近所に散歩に。
某日 ここのところよく寝てないので、仕事から戻ってきて昼寝。夜になって郵便局に現金書留を取りに行く。この間、「週刊大衆」の取材を受けた時の謝礼ということだ。取材の対応といい、ちゃんと謝礼をくれるといい、週刊大衆にはいい印象を持ったのだった。一度も買ったことない雑誌だったけどね。マコーマックの「パラダイス・モーテル」を読み終わる。いやー、読もう読もうと思って、未読だったのだけれど、これはすごくいい本だった。結局は、みんな虚構という話だけど、なぜか読ませる。「語り=騙りの文学」と評されていたりするが、ほんと、現実離れしている物語なのに、グッと引き込まれる。帯結びが楽しく、服の上から練習する。夜、慈庵に久しぶりに行く。「明日は休みだから」と、お客さん。えっ、旗日なの? と聞くと、そうだとのこと。私、カレンダー持ってないからなぁ。慈庵に行かなかったら、明日、バイトに行ってたよ……。その後、神田川沿いに雅子ちゃんとお客さんと3人で花見に行く。ワインの他に濁り酒も飲み、いい気分。電車もなくなったので歩いて帰りましたとさ。
某日 仕事をして、午後は着物教室。今日は浴衣なので荷物は軽め。半幅の帯で蝶々結びと貝の口を練習する。やっぱり半幅のほうがさっとできるし、潔いし、好き。温かくなってきたし、そろそろ着物着てどっか行きたいな。でも、履物がまだよくわからないんだけど。草履はなんか決まりすぎだし、下駄か靴にしたい。袴なら編み上げブーツでいけるんだけど、着物って……。と考えが巡るのだ。教室の後、友達と待ち合わせて試写会に。ニコール・キッドマン主演の「アザーズ」を観た。オチは予測できるものの、インテリアや洋服など、観ていて楽しかった。でも、隣はむちゃくちゃ暑苦しいカップルだし、友達の隣はしじゅうゴソゴソやってる男だし、環境がいいとは言えなかったな。その後、キリストンカフェに久しぶりに行く。2人でずっと妄想トーク。20代の頃のほうが、「ちゃんとしなきゃ」「社会に溶け込まなきゃ」と、ある意味大人だった気がする。
某日 2週間ぶりに妹の家に行く。やっぱりまた「アナ」と姪に呼ばれる。
某日 日曜日。昼間、上野にご飯を食べに行く約束をしてた。昨年、櫻を観に行って、ふらっと入ったホテルのフレンチがとてもおいしかった。池之端のとっても変なかたちをしたホテルね。で、今年も、ということになったのだけれども。会う時間が遅くなり、結局、蕎麦でブランチ。その後、上野を散策する。できたばかりのアトレにも行ってみた。でも、混んでるし、鰻の寝床みたいだし、お店は(特にレストラン)チェーンばかり目立つし。上に上ってみると、広い通路というか、フリースペースというか、曖昧な場所ができている。カップル、ダンスの練習をする若者、10個以上のスーパーのビニル袋を並べ、ぼうっとしているたぶんお家のないであろう人。うーん。アトレは当分いいかな。でも、新しくできたアイリッシュ・パブを発見。ギネスを飲んで、気持ちは回復する。
某日 仕事に行く。土曜は暇だけど、1時間多く働く日なので、退屈。帰ってきて、お湯を使うと途中で出なくなる。慌てて片付け、ガス会社に連絡。今やってる水道工事が原因らしい。「今、近くでタモリ倶楽部のロケやってますよ」と、気さくなガス会社の人が教えてくれる。ベランダから覗いてみると、確かに人垣が。笑っていいとも以外でタモリを見るって貴重かも。でも、群集しか見えなかった。友達と麻布十番へ。中華食べて、六本木まで歩いて、また麻布十番まで戻った。
某日 仕事行って、帰ってきて、確定申告清書して、夕方ポストに入れる。次は一年後か。でも、あっという間だったりする。夜、友達と西新宿でご飯。西新宿なんて、何にもないかと思ったら、意外にいろいろと店がある。連れていってもらった「からころ亭」は、ちょっとレトロな感じの店内。庭にはなぜか番のフラミンゴの作り物が。デザートがなかったのだけ残念だった。
某日 この日もおとなしくしてた。なんだか頭が痛いんだもん。頭痛もちでない私は、頭痛に慣れていないのだ。夜、悠々終わるはずの確定申告だが、計算違いに気づく。あああ。
某日 そんなに調子悪くもないんだけど、自重して、じっとしていた。夜、ウイルス付きメールが来ていまい、ちょうど遊びに来た友達に駆逐してもらう。
某日 朝から頭が痛いなぁと思っても、仕事に行く。入力の仕事はわりと好き。今度バイトするにしても、入力がいいな。帰ってきて、やっぱり頭が痛いので、ずっと横になっていた。今日までに返さないとならないので、「未来世紀ブラジル」を観る。これ、前にも誰かに勧められたことがあったな。今回は、信頼できる人に勧められたので借りてみた。独特の雰囲気。最初はどんな話になっちゃうのやら、と思ったけど、管理社会の風刺を織り込んだ風変わりな恋愛物語と思わせておいて……。ラストのほうが一気にすごい。こういう感じはマルホランドドライブと似ていると個人的に思う。いい映画と思ったけど、好き嫌いははっきり分かれるだろう。
某日 今日は仕事を休んで着物の授業。今日は着付けではなく、帯を見て勉強するという勉強会だ。いい帯を見せてもらったなぁ、とは思うけど、後半は商談。半額になっても十万単位の帯は、いいと思っても買えない……。というのは私ぐらい? ほとんどの人がお買い物をしていた。私は「うーん」と、買わなかったもう一人の女の子と鯛焼き屋に並んで、小倉アイスと鯛焼きを買って帰った。脳がすごーく疲れた。ふう。
某日 仕事をする。担当者のところに「○○」と名前が書いてある場合、「○○様」、「店長」「社長」は「店長様」「社長様」と打つ。で、打ったのをチェックすると、「御担当者殿」と書いてあったからと、「御担当者殿様」と打ってあるのを発見。ああ、こんなことも考えられないのか……。それじゃ、「御御御付」もびっくりだよ。夜、眼鏡をあげた友達が、仕上がって、見せびらかしにくる。いちおうアルマーニで、ケースも普通のと違うと、私の前で振る。「でも、ケースはメイド・イン・チャイナだったりするんだよねー」と言う私。すぐにケースを開けた友だちはトホホという顔。なんと、ケースに「メイド・イン・チャイナ」と書いてあった。恐るべし。
某日 お家に帰ってきて、ちょっと確定申告をやる。今年から書式が変わり、書く内容は一緒なんだけど、どこに書いたらいいのか、少しわかりにくい。舌先の口内炎はやっぱり痛い。口内炎には慣れてるけど、舌先は二度目。そして、ここがいちばん嫌だ。痛いし、感触もベロベロしてていやーな感じ。夕方、友達がプリンターをくれるという電話。車で持って来てくれるというが、途中、車のメンテに時間がかかり、来たのは夜遅くだった。
某日 口内炎で舌が痛い。おまけに朝起きたら、なぜか喉が痛い。これは風邪引く前の痛みだ。バイトで私の席のすぐ後ろのおやじが、もう2ヶ月ぐらい風邪をひいている。ゴホゴホやられるたびに、ムカッとする。だったら休憩時間の度に休憩室に行って、煙草なんて吸うな! と、つい勝手に熱くなってしまったが……。この人からうつったのなら嫌だな。家でちょっと確定申告の準備。妹から来ないかと電話がかかってきたが、風邪を姪にうつすと大変なので断る。夜、友達から電話。眼鏡屋で集合して伸び伸びになっていたプレゼントをする。この人、眼鏡がとっても似合うので羨ましい。私は何もダメ。でも、「色が濃いのじゃないのかければ」という提案に、試してみると、そっちの方がなるほど、いいのだった。つい、眼鏡も好きな色にしてしまい、今はボルドーワイン色なんだけど、今度は違う視点で選ぼうっと。
某日 堀江敏幸「ゼラニウム」を読んだ。文章上手いし、好きなのに、なんだか……。友達のために書いてる小説があり、今日はそれをまた書いて送った。確定申告をそろそろやらないとならないのだが、気が進まない。
某日 ネットオークションで買った、縞の袷の着物が来る。ポリエステルの「洗える着物」だ。でも、まだちゃんと着られないので、外出は不可。帯も合うのがないしね。出かけようかと思っているうちに夜。友達から電話がかかってきて、一度行ってみたいと思ってた近くのバーでご飯を食べる。ワインが美味しかった。借りた「パズル」を途中まで観る。なんと、これもカトリックが出てくる映画だ。夜中に着物を着てみる。ちゃんと襦袢から帯までやったけど、もう、ぐずぐず。
某日 母親と待ち合わせをして、恵比寿のつばめグリルで昼食。その後、母が東京駅近くに最近できたらしいおいしいパン屋でパンを買いたいというので探す。ちょっと歩いたけど、ちゃんと見つかった。「PAUL」というフランスから来たパン屋。いろいろあっていいけど、ちょっと札が見にくい。いろんな人が利用するには、もうちょっと字が大きいといいのに。だって、ただでさえ言葉が言いにくいのに、店員に告げて買わないとならないのが、ちょっと面倒なのだ。あと、「オリーブが入ってます」とかちょっと解説があるといい。妹の家に行って食べたら、芥子の実のついたバケットがとっても美味しかった。これはちょっとばかり高めだけど、また買うと思う。一緒に飲んだ酒が日本酒なのが心残り。
某日 ネットで調べものもほぼ一段落。次は確定申告だ。借りてきたマルキ・ド・サドのことを描いた「クイルズ」を観る。ホアキン・フェニックスが神父の役をやっているのだが、黒くて、ウエストがつぼまってて、またそこからたっぷりダーツをとったスカートのように広がる服が素晴らしい。マルキ・ド・サドのことを「マルキ」と呼んでいて、なんか新鮮。夜、友達が遊びに来る。先週のトリック2を録画してたら見せて、というので見せてあげる。佐野史郎の回が面白かったけど、今回はあんまり。
某日 寒いかも。どっか行こうと思ったけど、家でじっとしている。食料品の買い物にも行かずじまい。焼きそば作ろうと思ったけど、人参しかなく、それだけ入れて食べる。この間、録画した映画を観ようと思ったら、とれてないし。
某日 今日はたくさん夕食を食べることになるであろう。だからといって、昼を抜くとあまり入らないだろうしな。ドトールでサーモンとチーズのベーグルを食べた。夜、珍しく少しはメイクして待ち合わせの麻布十番へ。便利になってから行くのは二度目だけど、神楽坂と雰囲気が似ている。主催者が予約したイタリアンへ。4人でワイン4本開ける。黒ムツのグリルやホワイトアスパラガスに生ハムを乗せ、パルメザンチーズをかけて焼いたものなどがおいしかった。すごくたくさん食べた。しかし、どうも議論というか、なんというか……になってしまい、すごく疲れて帰った。
某日 仕事の後、家で調べ物。夜、慈庵に行くと、この間流れた新年会を明日、決行することとなる。雅子ちゃんが「紬の着物持ってきたのよ」と言うけれど、肝心の着物がみつからない。ひょっとしてどこかに忘れたんじゃないかと、立ち寄ったスーパーに電話すると、やっぱり忘れ物になっていた。よかった、よかった。